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工法のQ&A
Q.02 かごマット護岸の「特徴」を教えて下さい。
- 恒久護岸工法
- 多自然型護岸工法
- マット状の柔軟な工法
- 流れにやさしい工法
- 経済的工法
- CO2 縮減に貢献する工法
【解説】
- 恒久護岸工法である。 かごマット護岸は,恒久護岸工法として国が設定した鉄線籠型護岸の設計・施工技 術基準を代表する護岸工法です。アメリカ・コロラド大学の実験成果等もあります。
- 多自然型護岸工法である。 かごマット護岸は,詰石に天然石を使用した多孔性の護岸です。すなわち,川と 土が直接にふれ合う形態となるので,川に活きる動植物の生態系を維持するとともに, 環境性の高い多自然型の工法となるのです。
- マット状の柔軟な護岸工法である。 かごマット護岸は,護岸工法が必要とする機能の中で,最も要求される屈撓性に優れ た構造です。すなわち,護岸前面の地盤が洗掘等によって大きく変化した場合でも,護 岸構造が円滑に順応して屈撓するという柔軟な構造となっています。
- 流れにやさしい護岸工法である。 かごマット護岸は,構造が多孔性のために,かごマットの内部にも流れが発生し ます。そのために外の流れのエネルギーを吸収して,川の流れを乱さない,流れにやさ しい護岸工法となるのです。
- 経済的工法である。 かごマット護岸は,入手しやすい詰石が使用でき,かつ詰石作業に機械施工が可 能のため,施工性が高く経済的な護岸工法です。
- CO2 の縮減に貢献する工法である。 かごマット護岸は,コンクリート護岸より50%以上のCO2 発生の縮減が期待できる 恒久護岸工法です。