かごマット工法技術推進協会
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工法のQ&A

Q.20 「シーサイドかごマット」を使用する場合の「特記仕様書の記載内容」を示して下さい。(海岸用)

国交省の「技術基凖」に示されている「塩分濃度が高い河川区間」用の「協会の強化かごマット」を,更に強化した被覆鉄線を全網に使用した海岸用のかごマットです。


【解説】

シーサイドかごマットの工事特記仕様書 記載(案)

第1条
本かごマットの構造及び品質等に関する仕様は,工事発注図面,及び以下の条項によるものとする。

第2条
本かごマットに使用する鉄線は,海岸における嚴しい曝露環境に耐える被覆鉄線とする。

第3条
線材の品質(性能)については,鉄線籠型護岸の設計・施工技術基準(国交省・平21.4)に準ずるものとする。

第4条
かご網構造の細部仕様は下記によるものとする。
イ,被覆材には,ポリエチレン系樹脂のうちアイオノマーレジンを使用するものとする。
ロ,被覆の厚さは1mm 以上とする。
ハ,被覆材と心線との接着の強さは,「はく離強さ71N/cm(JIS S 6040準)」とする。
ニ,鉄線端末の結束部では,1.5回巻き長にさびしろ10mmを加長すること。
ホ,本体網での鉄線の結束は,1.5回直接巻きとし作業者等の保安のため加長したさびしろはかご網内へ折り曲げる形式とする。
ヘ,蓋網での鉄線の結束は,施設利用者の保安のため「1.5回巻付け長さ10mm」の全長を巻き付けることとし,2.5回巻きとする。但し,巻付けはリング方式でよい。
ト,いかなる部位においても溶接は行ってはならない。
チ,金網と金網の連結の方法はコイル式とし,連結コイルの規格は下表とする。
コイルで 連結する延長 は,全長を連結するものとする。

第5条
蓋網に使用する被覆鉄線の色は「ダークブラウン」とする。