かごマット工法技術推進協会
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工法のQ&A

Q.06 「かごマット護岸」と「じゃかご護岸,フトンかご護岸」との違いを教えて下さい。

基本的な違いは,「かごマット護岸」は恒久護岸工法と認められていますが,「じゃかご護岸,フトンかご護岸」は認められていません。


【解説】

「じゃかご,フトンかご護岸」は,河川護岸工法の一部として,古い歴史を持った籠型の護岸工法です。昔は籠網が竹製でした。
「かごマット護岸」は,平成21 年に国交省が「恒久護岸工法」として設定した技術基凖による,新しい「籠型の護岸工法」なのです。
国交省では,平成21 年4 月に「鉄線籠型護岸の設計・施工技術基凖」(改訂版)を設定して,「籠型構造による恒久護岸工」であるための構造とその設計法を公開しました。
同技術基凖では,「恒久護岸であるための籠型護岸構造」を次の通り定めています。

  1. 「本基凖は,鉄線籠型護岸を本設護岸(恒久護岸)として設計・施工する場合に適用する。」
  2. 籠型護岸工の構造は,「連続マット状の鉄線製の籠構造」であること。すなわち,「じゃかご,フトンかご護岸」は,「小単位の籠網構造体」を連結せずに併置してのり面を覆う構造であり,「マット状の連結・連続性が無い構造」なので,地盤変形時には小単位構造が離散してしまうことになる等の理由で,恒久護岸工と認められないのです。応急工事,仮設工事用に使用されている例はあります。